マザーズバッグ、化粧ポーチ、バニティポーチ、ミニボストンバッグのようにマチつき・裏地つきのポーチの縫い代をバイアステープでくるまず、縫い代が見えないように仕上げる『どんでん返し』というやり方をご紹介します。 形は違えど、上記の作品すべてに共通するやり方ですので、参考にしていただければと思います。 2021.8.22 UP
※ ご利用前に当サイトの作り方や型紙をご利用になる方へを読んでくださると嬉しいです。 |
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ファスナーマチを仕上げて、側面と合体させるところからスタートします。 その1 ファスナーマチと側面の表布を中表に合わせる ファスナーマチと側面(表布)を中表に合わせて、合印4カ所をマチ針でとめます。 その2 周囲全部をマチ針でとめる 途中、どちらかが余ってしまったりと合わなくなることもありますが、最初にとめた4カ所の合印のマチ針は絶対に動かさずに、合印と合印の間で何度かやり直しているとピッタリ合いますので根気よく。 カーブ部分を合わせるコツ 側面のカーブ手前まで(直線部分)をマチ針でとめます。 ファスナーマチのカーブ部分に切り込みを入れます。1cmの縫い代なので、8mmくらい。切り込みの間隔は1cmおきくらいで大丈夫です。 そうすると、つっぱりが少なくなって、側面のカーブとフィットします。カーブ部分は細かく待ち針を打ってください。 次に、側面(裏布)を合わせて3枚一緒にミシンで縫っていきますが、心配な方は側面(裏布)を配置する前に仮止めのミシンをかけてもいいです。1cm縫い代の外側(布端から5〜7mmくらいの位置)にミシンをかけてください。 その3 側面(裏布)を合わせる 側面(裏布)を重ねる前に、ファスナーを少しあけておいてください。 ファスナーマチを左写真のように全部内側に折りたたんで、その上に側面(裏布)を中表になるようにかぶせ、マチ針でとめます。 側面(裏布)・ファスナーマチ・側面(表布)と3枚一緒にとめます。4カ所の合印を先に合わせます。 周囲もぐるりと待ち針でとめます。横から見ると側面(表布)と側面(裏布)の間にファスナーマチがすっかり隠れる感じになります。 その4 返し口に切り込みを入れる 側面(裏布のみ)に返し口を残します。返し口はバッグの大きさにもよりますが、7cm〜10cmくらい。表にひっくり返す時に返し口がせまいと大変なので、余裕をみて返し口をあけてください。 返し口はあとで手まつりしますので、ファスナー側(上側)ではなく底のほうに返し口を残します。 返し口(側面裏布のみ)に8mmくらい切り込みを入れます。 ※ 作品によって『側面』『袋布』『ふた』『底』などと言い方がマチマチですみません(汗) その5 周囲をミシンで縫う 側面(裏布)の返し口部分をよけて周囲をぐるりとミシンで縫います。返し口部分の側面(表布)とファスナーマチは縫いますのでご注意を。ここを縫わないと、表にも返し口が開いてしまうので気を付けてくださいね(*^-^*) 縫い始めと縫い終わりは返し縫いを忘れずに。 その6 返し口から表に返す 返し口から表に返します。もう一方の側面も同様に縫うと、右写真のように返し口が2か所できます。 返し口を手まつりすれば、完成です! |
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