基本形スカートをAラインにアレンジする方法その2−2でご紹介した、裾をカーブにしたAラインスカートの製図方法を画像解説でご紹介します。
このページ右下に電卓も用意しました。ページ内に表示されない場合はをクリックしてください。 ※ ご利用前に当サイトの作り方や型紙をご利用になる方へを読んでくださると嬉しいです。 2016.12.11 更新
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製図に必要なのは
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1.ウエスト線を引く 今回は縫い代つきの型紙で、前後同形、中央を【わ】で製図します。縫い代はウエストと裾が各3cm、脇は1cmにします。ですので、上端から3cm下がったところにウエスト線の出来上がり線を引きます。 2.裾線を引く ウエスト線の長さは写真のような計算式になります。 次にスカート丈分下に下がったところに裾線を引きます。裾の広がりは今回10cmにしていますので、【ウエスト線の長さ+10cm】の長さで引きます。 3.脇線を引く 次にウエスト線と裾線の端点を結んで、脇線を引きますが、大人用のスカートの場合50cm定規では足りません。 そこで私がよくやるのが、定規+紙を使い、1本の線になるように配置して、先に定規のほうに線を引き、次に紙をどかしてウエスト線の端点と先ほど引いた線の端点をつなぐように定規で引きます。 結局は紙は補助材料のひとつなので、30cm定規などがあればそれで代用してもかまいません。直線のものであれば何でもOKです。 4.裾のカーブを作る 裾線の長さを3分割します。今回は40cmなので1/3寸法は13.333…cmです。ので、【わ】のほうから13cm、13cm、14cmで印をつけます。端数がつくと面倒なので、このへんは臨機応変に^^; 次に、上の写真の●印の位置と脇線とを結びます。 最初に1/3位置に支点をとり、次に脇線のほうを直角になる位置を探します。この位置がむずかしいかもしれませんが、だいたい裾線から1〜2cm上くらいだと思います。今回は裾線から1.2cm上でした。 引いたのがこの写真です。このままでは裾線がカキカキの状態なので、スムーズなカーブに修正します。 このとき、カーブルーラーがあるとラクなんですが、もしない場合は手書きで仕上げます。 カーブルーラーがない場合は、同様に3点をつなぐようにスムーズな線を手書きで書きます。 こちらがカーブにしたあとの線です。↑の位置が1/3ですが、そこを通らず、少し上のあたりを通過しているのがわかると思います。これで大丈夫です。手書きの場合もこういう感じになっていればOKです。1/3位置はあくまでも補助点ですので…。 |
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